セル方式のリネン工場とは
リネンサプライの工場には、大きく2つの作り方があります。郊外に巨大な工場を1つ建てて大量に洗う形と、小さな工場をホテルの近くに置く形です。私たちは後者で、これをセル(細胞)方式と呼んでいます。
このページの要点
- セル方式とは、郊外に巨大な工場を建てて大量に洗う従来型に対し、小さな工場を宿泊施設の近くに置く作り方です。
- バッチ式の洗濯機で1槽ずつ洗うため、1回あたりの量が少なくても工程として成立します。だから数室の民泊からお受けできます。
- 近いことの効果は3つ。急な別便を出せること、配送費が積み上がらないこと、実際に見学できることです。
「セル方式です」とだけ言われても伝わらないので、何がどう違うのかを書きます。結論から言うと、小さい施設を受けられるかどうかは、この工場の作り方でほぼ決まります。
従来型と、どこが違うのか
| 従来型(大規模ライン) | セル方式 | |
|---|---|---|
| 考え方 | 大量に洗って、1枚あたりを下げる | 近くで小さく回して、無駄を出さない |
| 立地 | 広い敷地が要るので郊外 | 宿泊施設の近く |
| 洗い方 | 連続式(トンネル)洗濯機で流し続ける | バッチ式で1槽ずつ洗う |
| 得意なこと | まとまった量を一度に処理する | 少ない枚数でも工程として成立する |
| 取引先の数 | 多数 | 少数(1工場あたり数軒) |
| 苦手なこと | 小ロット、配送ルート外の立地 | 全国対応、超大量の一括処理 |
連続式の洗濯機は、止めずに流し続けることで効率が出ます。裏を返すと、 流し続けられるだけの量が集まらない施設は、その仕組みの前提から外れます。 小さい施設が断られるのは、対応が悪いからではなく、この構造のためです。
セル方式は、1槽ずつ洗うバッチ式です。1回あたりの量が少なくても工程として成立するので、 客室数の少ない施設や、週によって波の大きい施設もお受けできます。
ホテルの近くに工場を置くメリット
セル方式の工場は、宿泊施設の近くに置きます。距離が短いと、次の3つが変わります。
急な追加配送をご相談いただける
足りなくなった、汚れがひどいものが出た。距離が近ければ、別便を1本出すという判断ができます。片道1時間を超えると、その判断がしにくくなります。
配送費が積み上がらない
リネンの料金は、洗った枚数と運んだ回数で決まります。距離が伸びるほど1回あたりの配送費が上がり、集配の回数を増やしにくくなります。
工場を現地で見学できる
どう洗っているかは、見ていただくのが一番早いです。工場が遠いと、見学は現実的でなくなります。
当社の工場は東京都足立区鹿浜にあります。渋滞のない時間帯に実測して、 荒川区まで約10分、台東区(浅草)まで約15分、中央区(銀座)まで約20分、新宿区まで約30分です。 16区ぶんの所要時間を公開しています。
当社の工場の実際
| 項目 | 実際の値 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都足立区鹿浜一丁目10-3(第一工場) |
| 1日の洗濯量 | 2t以上 |
| いま担当している施設 | 6施設(毎日洗っています) |
| 1日の排水量 | 日平均 48.6m³(下水道局への届出値) |
| 洗浄温度 | 高温で洗うものは80°C以上(品目と素材で変えています) |
| 検品 | 入荷時・洗浄後・仕上げ・出荷前の4段階 |
| 配送 | 大型トラック便に加え、2tトラックが入れない立地のためのハイエース便 |
| 最低利用 | 月額5万円から |
担当している施設が6軒というのは、少ないのではなく、セル方式ではそういう設計です。 1つの工場が数軒を見るので、繁忙期の動きも、リネンの好みも、施設ごとに把握できます。 数字の根拠は営業許可と届出と 品質への取り組みにあります。
工場は実際に見にきていただけます。洗い方も検品も、見ていただくのが一番早いので。
セル方式にできないこと
先に書いておきます。次の場合は、大規模ラインを持つ会社のほうが合います。
複数の県に施設があり、窓口をまとめたい
1工場でカバーできるのは、その周辺だけです。当社がお届けできるのは東京・埼玉に限られます。
一度に数万セットを流したい
量がまとまるほど1枚あたりの単価は下がります。極端に大きな物量では、大規模ラインのほうが有利です。
向き不向きは大手と地域工場、どちらを選ぶかに整理しました。 客室数の少ない施設は民泊・小規模施設の方へ、 いまの業者からの切り替えはリネンサプライを乗り換えるときをご覧ください。
営業部長が直接お受けします
ご相談は、営業部長が直接うかがいます。客室数と品目さえ教えていただければ、 お受けできるかどうかはその場でお答えできます。 できないことを、できるとは言いません。
このページの根拠
- クリーニング業法(昭和25年法律第207号) 第5条の2が、クリーニング所の構造設備について都道府県知事の確認を受けた後でなければ使用してはならない旨を定めている(e-Gov 法令検索・2026-09-18 取得)。
セル方式についてよくいただくご質問
セル方式とは何ですか?
郊外に巨大な工場を1つ建てて大量に洗う従来型に対し、小さな工場を宿泊施設の近くに置く作り方です。バッチ式の洗濯機で1槽ずつ洗うため、1回あたりの量が少なくても工程として成立します。
小さい施設が断られるのはなぜですか?
従来型の連続式(トンネル)洗濯機は、止めずに流し続けることで効率が出ます。流し続けられるだけの量が集まらない施設は、その仕組みの前提から外れます。対応が悪いからではなく、工場の構造のためです。
セル方式は品質が落ちませんか?
洗い方が変わるだけで、工程は同じです。品目と素材に応じて温度と時間を設定し、入荷時・洗浄後・仕上げ・出荷前の4段階で検品しています。1槽ずつ洗うぶん、品目ごとの条件を細かく変えられます。
セル方式の弱点は何ですか?
全国対応と、超大量の一括処理です。当社の工場は東京都足立区鹿浜の1か所で、対応は東京都と埼玉県に限っています。複数の都道府県にまたがる施設ではお受けできません。
お見積りは無料です
客室数と現在の状況をうかがえば、概算の金額をご提示できます。
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