民泊のシーツ交換は何日おきか
この記事の要点
- チェックアウトのたびに必ず全交換。連泊中は3日に1回が目安で、枕カバーだけは毎日替えます
- ひと晩でコップ1杯ぶんの汗をかき、一緒に出る皮脂は油です。見た目に残っていなくても繊維には入っています
- 枕カバーは顔と髪が直接触れて皮脂と整髪料の量が桁違いに多く、同じ頻度で回すと枕カバーだけが先に黄ばみます
- 回収までの間隔があくと汚れたリネンが湿ったまま置かれ、皮脂の酸化が早まります。濡れたまま袋を縛らず、風の通る場所に置いてください
- 集配の回数を増やすと料金は上がりますが、汚れたまま滞留する時間が短くなるのでリネンの寿命は延びます
民泊やゲストハウスで、シーツをどのくらいの頻度で替えるか。連泊のお客様がいる場合に迷うところだと思います。結論から書くと、チェックアウトのたびに必ず全交換。連泊中は3日に1回が目安で、枕カバーだけは毎日です。理由を工場の側から説明します。
チェックアウト時は、見た目に関係なく全部替えます
「1泊で、きれいに見えるから」という理由で持ち越すのは、割に合いません。ひと晩で人はコップ1杯ぶんほどの汗をかきます。汗そのものは水溶性なので後から落ちますが、一緒に出る皮脂は油です。見た目には何も残っていないように見えても、繊維には入っています。
替えるのは、シーツ・デュベカバー・枕カバー・タオル類の全部です。ここを部分的に省くと、次のお客様が最初に気づきます。口コミに書かれてから直すのは、いちばん高くつく直し方です。
連泊中は3日に1回が目安です
ホテルでも、連泊中の全交換は3日に1回程度が一般的です。毎日替えるほうが気持ちよく過ごしていただけますが、枚数も洗う量も増えるので、費用と釣り合うかで決めることになります。
連泊のお客様には、交換の希望を先に聞いておくのがいちばん確実です。「交換をご希望の日は、シーツをベッドの上にまとめておいてください」と一言掲示しておくだけで、要らない交換が減ります。環境のためにという言い方もできますが、実際には手間と費用が減ります。
枕カバーだけは頻度を上げてください
ここが、いちばんお伝えしたいところです。枕カバーは他のリネンと傷み方が違います。顔と髪が直接触れるので、皮脂と整髪料の量が桁違いに多い。同じ頻度で回していると、枕カバーだけが先に黄ばみます。
連泊中にシーツを替えない日でも、枕カバーは毎日替える。これだけで、リネン全体の見た目の寿命がかなり延びます。枚数としてもいちばん軽く、たたむ手間も小さい品目です。
頻度を下げると、何が起きるか
回収までの間隔があくと、汚れたリネンが湿ったまま置かれる時間が長くなります。この状態が皮脂の酸化を早めます。1回で黄ばむわけではなく、50回、100回と積み重なって、ある日「なんだか黄色いな」と見えるようになります。その時点では、繊維の内側で酸化が終わっています。
使用後のリネンを回収まで置いておく場合は、濡れたまま袋を縛らないでください。風の通る場所に、口を開けて置くだけで違います。
回数を増やすと高くなるが、リネンは長持ちします
集配の回数は料金に響きます。週2回より毎日のほうが高くなります(料金の決まり方)。ただし回数を増やすと、1枚あたりが汚れたまま滞留する時間が短くなるので、リネンの寿命は延びます。買い替えの周期が延びるぶんと、配送費が増えるぶん、どちらが大きいかは施設によって変わります。
保管場所が少ない施設では、回数を増やして1回あたりの納品量を減らす形にすると、置き場の問題も同時に片づきます。実際の客室数と稼働をうかがえれば、どの組み方が合うかをご提案できます。
汚れが落ちない仕組みのほうはシーツの黄ばみはなぜ落ちないのかに、外に出す場合の費用は民泊・ゲストハウスのリネンサプライにまとめています。