リネンサプライ用語集

このページの要点

  • ホテル・旅館・民泊のリネンサプライで使う24の言葉を、東京都足立区鹿浜で工場を動かしている立場から1〜3文で説明しています。
  • クリーニング業法・旅館業法・下水道法に由来する言葉には、e-Gov 法令検索の条文へのリンクを付けました。
  • 言葉ごとに、詳しく書いてあるページへの入口も置いています。

ホテル・旅館・民泊のリネンサプライで使う言葉を、東京都足立区鹿浜で工場を動かしている立場から説明しています。法令にもとづく言葉は、条文へのリンクを付けました。

リネンサプライ

シーツやタオルなどの布製品を、買わずに借りて使う仕組みです。事業者が布製品を所有したまま貸し出し、回収・洗濯・仕上げ・検品・納品までを繰り返し行います。宿泊施設から見ると、購入費と洗濯設備を持たずに毎日きれいな状態のリネンが届きます。

ホテルリネン

客室のシーツ・デュベカバー・枕カバー・タオル類から、レストランのテーブルクロスやナプキンまでを含む、宿泊施設で使う布製品の総称です。もとは麻(linen)で作られていたことに由来する言葉で、現在は素材を問わず使われます。

リネン室

宿泊施設の中で、客室用のリネンを保管しておく部屋です。納品されたリネンをここに置き、客室清掃のときに持ち出します。ここに何日分置けるかで、集配の回数と必要な在庫枚数が決まります。

リネン係

宿泊施設でリネンの在庫と受け渡しを担当する役割です。納品されたリネンの枚数を確かめ、使用済みを回収場所にまとめ、足りなくなりそうな品目を前もって発注します。ハウスキーピング部門の中に置かれることが多い役割です。

デュベ (デュベスタイル)

掛け布団をカバーで包んで使うベッドメイキングの方式、およびその掛け布団そのものを指します。上掛けを敷き込まずに済むため、ベッドメイキングの手順が短くなります。

デュベカバー

デュベ(掛け布団)を包むカバーです。当社で扱うサイズは幅1200×長さ1200mmから幅3000×長さ2600mmまでで、ベッドシーツと同じ範囲をカバーしています。客が直接肌に触れる面なので、毎回交換して洗います。

ベッドシーツ

マットレスに掛けるシーツです。四隅にゴムが入って包み込む形のものと、1枚の平らな布を敷き込む形のものがあります。当社の対応サイズは幅1200×長さ1200mmから幅3000×長さ2600mmまでです。

セル方式

大きな工場を1か所に置くのではなく、小さな工場を利用先の近くに分けて置く考え方です。当社は東京都足立区鹿浜に工場を置き、東京都・埼玉県の宿泊施設へ配送しています。近いと、急な別便が出せる・配送費が距離ぶん積み上がらない・お客さまが工場を見にこられる、という違いが出ます。

連続式洗濯機 (トンネルウォッシャー)

リネンを次々と投入し、槽を移しながら洗い上げる大型の洗濯設備です。一度に大量を流せる代わりに、途中で止めたり、少量だけ別の条件で洗ったりするのには向きません。郊外の大規模工場で使われます。

バッチ式洗濯機

1槽ぶんずつ区切って洗う洗濯設備です。施設ごと・品目ごとに条件を変えて洗えるため、小ロットに対応できます。当社の足立工場はこの方式です。

ロールアイロナー

熱した大きなロールの間にシーツを通して、乾燥と仕上げを同時に行う設備です。シーツやデュベカバーのような平らな大物の仕上げに使います。

検品

洗い上がったリネンを1枚ずつ確かめ、汚れの残り・破れ・ほつれ・変色があるものを外す作業です。当社は入荷時・洗浄後・仕上げ時・出荷前の4段階で行っています。

集配

使用済みリネンの回収と、洗い上がったリネンの納品をまとめて指す言葉です。何時にどこへ着けるか、車から部屋まで誰が運ぶかで、かかる時間が変わります。当社は深夜から早朝にかけて回っています。

別便 (緊急納品)

定期の集配に載せられない、追加の配送です。急な満室や汚損で枚数が足りなくなったときに出します。当社の料金では、月額に含まれないのはこの別便だけです。

ハイエース便

2tトラックが入れない立地へ、小型のバンで配送する便です。道幅や高さ制限で大型車が着けられない宿泊施設のための運び方で、当社は主に浅草エリアで運行しています。

共通資材

施設専用に作るのではなく、複数の施設で同じ規格のものを使うリネンです。専用の型を起こす必要がないため、導入までの期間が短くなります。当社の場合、共通資材でよければご相談から開始まで2週間程度です。

最低利用額

実際に洗った枚数が少なくても、月ごとに最低限かかる金額です。集配のために車と人が動く費用は枚数に比例しないため、この形をとります。当社は月額5万円(税別)で、初期費用と契約手数料はありません。

クリーニング業法

クリーニング業の営業について、施設の構造設備と衛生措置を定めた法律です(昭和25年法律第207号)。第5条の2は、クリーニング所の構造設備について都道府県知事の確認を受けた後でなければ使用してはならないと定めています。

クリーニング所開設届出

クリーニング所を開くときに保健所へ出す届出です。届出の様式と記載事項はクリーニング業法施行規則が定めています。当社の足立工場は、足立保健所長の確認書を受けています。

クリーニング師

クリーニング業法にもとづく都道府県知事の試験に合格した人に与えられる資格です。法は、クリーニング所ごとにクリーニング師を置くことを営業者に求めています。

特定施設

下水道法にもとづき、公共下水道へ排水するときに設置の届出が要る施設です。洗濯設備を持つ工場はこれに当たります。当社は2026年3月18日に東京都下水道局へ届け出て、受理されています。

除害施設

工場の排水を、下水道に流せる水質まで処理してから放流するための設備です。当社は東京都下水道条例にもとづいて新設を届け出ており、日平均排水量は48.6m³です。

旅館業法

宿泊施設の営業について定めた法律です(昭和23年法律第138号)。第2条第5項は「宿泊」を寝具を使用して施設を利用することと定義しており、第4条は換気・採光・照明・防湿・清潔その他宿泊者の衛生に必要な措置を営業者の義務としています。

自社洗い (内製)

宿泊施設が自分でシーツやタオルを洗うことです。洗剤代と水道光熱費だけを見ると安く見えますが、洗う・干す・畳む・在庫を数える時間が人件費として乗ります。

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